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ためである。滑走中に補助翼が利き出したら、もとにもどすことを忘れてはならない。グライダーによって。フラップの機構が違っていることも考慮する。フックの位置も、方向安定に影響する。3−119図のAの部分にブックがあるときは、方向安定は良い。Bの場合には、方向安定性がわるいので、滑走中に補助翼の利きが出てくるまでの方向保持に注意しなければならない。離陸滑走中に、グライダーは決してバンクしてはならない。
翼端が地面に触れる危険があるからである。曳航機はバンクしても、グライダーは風上に機首を向けて曳航されるだけである。高度が充分にあればバンクしてもよいが、両機とも、(C)のように同じ偏流角で飛行すべきである。

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